3.11で僕らは変わったか

江戸東京
03 /16 2014
もんじゅ君対談集 3.11で僕らは変わったかもんじゅ君対談集 3.11で僕らは変わったか
(2014/02/18)
もんじゅ君

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3月11日が過ぎて、またふつうの毎日です。
毎年こうして薄まっていく気がします。
目の前のことで精一杯なのでしかたがないといえばそれまでなんですが…。

この10年くらいのあいだに僕には2回、
どこかのスイッチが入りました。
1回めは、子供ができるとわかったとき。
2回めは、3.11でした。

それまでの生活になんらかの区切りをつけて
新たな気持ちで暮らそうと
衝動的なのに、確信的な思いでした。

どうしたらいいかわからないけれど
とにかく妻とよく話をしたし、いまでも話しつづけています。
食のこと
移住のことや二拠点生活のこと
心身の健康のこと
娘のことや家族のこと
日本のことや外国のこと
仕事のこと(順位が下がった)

話をするだけでなく、本当に行動してみて
心やからだの反応を確かめながら
また話をする。

いまの問題は
こうした会話を日常的にできる仲間とか友人が
ふと気づくといないこと。
そこらへんを行動にしていかないとなーと思っています。

この本に出てくる
坂本龍一さんや甲本善紀さんは常にフォローしている人だし
ほかの3人の方の話にも「そうそう」と思うところ多くて
ふたりで読んでは話していました。
「ずっと懸念していたんだけど、やっぱりそうだよねー残念ながら」
「だとしたら、こうするのもアリなんじゃないか」
とか言いながら。

ニューラテンクォーター・ストーリー

江戸東京
08 /15 2013
東京アンダーナイト (廣済堂文庫)東京アンダーナイト (廣済堂文庫)
(2011/09/21)
山本 信太郎

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菊地成孔さんの粋な夜電波(TBSラジオ)をほぼ欠かさず聴いていて
著者をゲストにこの本が紹介されました。

赤坂にあった本格的な大人のナイトクラブ“ニューラテンクォーター”。
現プルデンシャルタワー、ホテルニュージャパンのあったところの地下にあたる。
昭和34年にオープンし昭和の終焉とともに閉じた、
まさに戦後昭和史の縮図のような場所だったことをこの本は生々しく伝えてくれます。

力道山事件、児玉機関、外国人有名ミュージシャンによるショー、
皇族から昭和の大スター、やくざまで
実話のみの仰天話が次から次へと。

あの銀座に負けじと赤坂を紳士淑女が集う華やかな街にしようと
著者の思いは当時の時代を飾る人々を巻き込んでいくことになります。

昭和ってこんな時代だったなと。
戦後20年経って生まれた僕の記憶にも少し残っています。


ききがたり ときをためる暮らし

江戸東京
02 /17 2013
ききがたり ときをためる暮らしききがたり ときをためる暮らし
(2012/09)
つばた 英子、つばた しゅういち 他

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フランスのキッチンガーデン
ドイツのクラインガルテン
ロシアのダーチャ
自分の菜園を持つスタイルは日本ではなぜ流行しなかったのか。

愛知県に住む88歳と84歳の老夫婦の話。
英子おばあちゃん曰く
「ヨーロッパを見本にすればよかったのに、アメリカを見本にしちゃったから…。
 日本みたいに小さな国は、アメリカを見本にしていたらダメよね」。

3.11で学んだことは
テレビや新聞、要するに人の言うことを聞いて、同じことをしていてはダメだということ。
「人間は、一人一人がもっと個性的でないと」と
まさにこの夫婦は、オリジナルの生活を楽しんでいて
妻や僕にとって理想的な夫婦だなと思いました。

夫婦のコミュニケーションもオリジナルで
お互いをとても尊重したもの。
近くにいる存在だからこそ、気遣う言葉を使いたいと思います。
個性とは言っても独りで生きるわけではないですから。

さて、これからも
美味しい食べ物をつくっている人や
美味しく食べるための器や
ともに美味しく楽しく過ごせる仲間を
探していきたいと思います。

野菜の時代―東京オーガニック伝

江戸東京
02 /16 2013
野菜の時代―東京オーガニック伝野菜の時代―東京オーガニック伝
(2006/11)
瀬戸山 玄

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飛騨高山の出会いをきっかけに
この本の著者を知りました。

僕自身30代半ばに入院にいたる病気をして
その原因は一人暮らしによる食生活によるものと思っています。
コンビニ弁当やファストフード続きの食生活は
カラダに影響を及ぼすと思います。

都会で有機農業を営むこの本の主人公、大平農園は
農薬による薬害を避けて
自然の力を活用して、健全な野菜を育てています。

いまでもこの有機農法は少数派であり
僕の口にもいままでの慣行農業の野菜が入っていますが、
せめて次世代の娘には、健全な野菜を食べさせたいと願っています。

それにしても、いろんな意味で有機農業は大変です。
闘いと言ってもいいくらい。
でも彼らの使命感には大いに共感できます。
この農業に携わる人を楽しくする工夫もいっぱい。

仮に“農業”という言葉を、
いまの“会社”という存在に置き換えて読んでみました。
人と人が力をあわせて発揮できる環境をつくっているでしょうか。
効率化の名のもとに“農薬”を上から投下していないでしょうか。

瀬戸山さんの濃くて味わいのある文章を楽しみながら
あれこれ考えながら読んだ本でした。